論争勃発!?裏切りのトリートメント第2章

前回の僕のブログでトリートメントの本当の役割を書きましたが、今回は死滅細胞細胞とホームケアの密接な関係について書きたいと思います。

こんにちは知多市の美容院optimaの大野です。
前回に引き続きヘアケアの真実を書いていくのですが、まず美容師がよくいう「この状態だとパーマがかからないと思います」「痛みすぎていてカラーが入りません」など、みなさんの「なぜ」に迫ります。

<髪は死滅細胞。髪は減点方式で痛んでいく!?>
髪はどうあがいても復活する事はないという事実を突きつけられてへこんだ方も多いのではないでしょうか??
ではなぜ復活しないものにケアをする必要があるのか。
絆創膏の役目のトリートメントですが、前回のブログには書いていない髪のメカニズムに注目したいと思います。

髪は頭皮に埋まっている毛根から生えてきます。そのはえたばかりの髪の中身の栄養は100点と考えます。
その後どんどん伸びていきますが、死滅細胞の髪に中身を補給する術はありません。
という事は伸びる過程でダメージを受けてしまうと点数がどんどん減っていってしまうのです。

みなさんの身近なもので例えるなら運転免許証に似ているではないかと思います。
運転免許は減点制で発行した時点の点数が最高値になります。それが生えたばかりの髪の状態です。
違反をすると点数が引かれます。1度引かれた点数は元に戻る事はありません。
ではこれ以上点数を減らさない為にはどうするべきか??
安全運転をし違反をしないことが重要になって来ます。
髪の場合はどうでしょうか?
カラーやパーマをする為には点数を犠牲にするしかありません。
カラーをするとマイナス20点と仮定しましょう。
髪に残っている点数は80点になります。
ホームケアを怠ったり、乾かさずに寝たりするとそこに物理的ダメージが加わりマイナス20点
翌月にカラーをした際にマイナス20点
物理的ダメージでマイナス20点
残り20点になりました。
次にカラーをすれば0点になってしまいます。美容師が「無理、できない」というのはこのあたりではないでしょうか。 免許でいう所の免許停止です。
0点になった髪はチリチリになったり、ごわつき、ひろがりの原因になります。ひどい場合切れてしまいます。
仮にホームケアをを行っていれば60点残る計算になります。
免停にならないようにみなさんが安全運転を心がけるのと同じなのです。
免停になった場合、決められた期間車に乗る事ができません。
髪の場合だと20点の所をカットするまでパーマもカラーもできない状態が続くことになります。

<継続は力。毎日する事に意味がある>
このように死滅細胞である髪は復元する事ができず減点されていくだけなのです。
活性細胞には薬が有効ですが死滅細胞には絆創膏がもっとも減点を少なくする方法の1つといえるのです。
もしサロンでカラー毎にトリートメントを1回したとしても自宅でのマイナス点はプラス5点でトータルはマイナス15点。プラスにはにならないと思います。
毎日のケアで1点でも多く残せれば理想の髪型や色になりやすいということではないでしょうか。

2回にわたり美容業界のタブーに触れてきましたが、僕ははっきりと必要性があると認識しています。
トリートメントが裏切っているのではなく、美容師が知識不足なのかもしれません。

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